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引渡し猶予の特約とは?

 

引渡猶予とは売買契約で売る側が決済後

引渡まで一定期間の猶予をもらう特約で、

「決済後10日間または2週間」

の期間を設ける場合が多いです。

 

家を買い替える場合、売る側の決済と買う側の決済を

同時に行って引越す事は物理的に不可能です。

その為の救済措置としての特約となります。

 

この特約は売買契約書を取り交わす時に

備考欄に

・引渡しは〇月末まで

・引渡し日は要相談

などの一文を入れてもらい、その契約書に

押印することで特約の効力が発生します。

 

売買契約を交わした後、引渡し前になって

やっぱり特約を入れてくれないか?と

言ってももう手遅れなので注意しましょう。

 

決済後は速やかに所有権が買う側へ移る為

猶予期間分の家賃や光熱費は売主側が日割り

計算で負担するのが通例です。

 

不動産会社と買主にはメリットが何も無いので

特約を付ける事自体を嫌がる傾向にあります。

 

なので

こちらから「引渡猶予の特約を付けて下さい」

と言わない限り、あなたの味方であるはずの

不動産会社の営業担当もダンマリを貫き、

引渡猶予特約の提案すらしてくれない

事のほうが多いはずです。

 

どんな理由があっても「不動産売買契約書」

の備考欄にこの特約が明記されていなければ

決済日までに引越しと鍵の引渡しをしなければ

ならないという事を覚えておきましょう。

 

 

特約を付けなかった事で買い替え時に不利になった事とは?

私が実際に取引した時の最大の失敗は、

特約なんか付けなくても売買契約締結後であれば

新居の融資審査では今お住いの住宅ローン残高は

無いものとして銀行は審査してくれますよ?

 

と仲介不動産会社の営業担当に言われ、それを信じて

特約を付けなかった事です。

それは決して嘘ではないのですが、

 

多くの銀行は売買契約締結後であれば

住宅ローンの審査自体はしてくれます。

ですが、

【新居の融資実行は今の家の住宅ローン完済手続き後】

という条件が付きます。

 

引渡し猶予の特約さえ付いていれば

売りと買いの同時決済なんて無謀な事をせずに、

先に今の家の融資決済を済ませてから

引渡し猶予期間にゆっくり新居へ引越す事ができたはずです。

 

 

という事で、この時点で私は

・売る方の物件の融資決済

・売る方の物件の家具搬出(引越し)

・鍵の引渡しと買主への取扱説明

・買う方の物件の融資決済

・買う方の物件の鍵の受け取り

 

までを

一日でやらなければいけなくなりました。

売る方の物件が東京都、買う方が新潟県だったので

新幹線移動だけでもしんどかったです。

 

という事で一番ここで言いたいことは

引渡し猶予特約をつけておいたほうが良いですよ

という事です。

 

決済日から引き渡しまでの期間は

1か月ぐらいは欲しい所です。

 

この引渡猶予の特約を付けておくことで

新居の融資実行時には旧住まいの売却益を

融資の手数料や諸経費頭金などに回したり、

新居のカーポートなどの外構工事の着手も

可能になります。

 

売却益を使えるか使えないかで自由度が

大きく変わる事は間違いありません。