2019年1月11日の午後、

東京都港区新橋にてビル火災という

ニュース速報が一斉に流れました。

 

その時私は神奈川に出張中で

帰りの電車の中に居ました。

山手線から新橋のほうを見ると

ビルの屋上からおびただしい黒煙が!

 

方角的には

みずほ銀行本店や帝国ホテルのある側でした。

新橋 火事に関するニュース

 

ビルは現在新築中の建物で

屋上からの出火であったという事で幸いにも

けが人が数名で済んだ模様です。

 

 

スプリンクラーが稼働していない可能性が高い

 

地上からの高さが31メートル以上、

11階以上の部分には『消防法』で

スプリンクラーの設置が義務付けられていますが

 

建築中であればスプリンクラーも稼働していない

可能性が非常に高いです。

 

つまりどういう事かというと

もし屋上以外の階で火災が発生していたなら

もっと延焼拡大していたという事です。

 

 

ガスバーナーを使って何をしていたか?

 

火災の原因は屋上階で使ったガスバーナーが

断熱材に引火した事だそうです。

ガスバーナーを使って何をしていたか?

 

考えられるのは

・仮設の鉄骨類を溶断していた

・鋼材を溶接していた

・防水工事をしていた

ぐらいかとおもいます。

 

火気を使用する場合はスパッタシートなどの

燃えないシート等を敷いてバーナーから落ちる

火花には細心の注意を払わなければなりません。

 

 

 

燃え移った断熱材は何だったのか?

 

おそらくウレタンという素材だと思います。

このウレタン、実は私たちの生活の中でも

よく使われています。

・枕

・マットレス

・座椅子

・クッション

などの中身によく使われています。

 

とてもよく燃えやすい素材であるため

ストーブやこたつなどの近くに置いてはいけません。

なるべく火元から離しましょう。

 

 

 

ウレタンの異常な燃え方と恐ろしさ

 

このニュースを見た時、多くの人は

なぜすぐに消火しなかったのかと思う事でしょう。

 

しかしこのウレタン、かなりのくせ者で

燃え移っても煙も炎も表面に出さずに

中で燃え広がるという異常な燃え方をします。

 

ウレタンの中が延焼拡大したあと

時間差で炎と煙が一気に外側へ出てくるので

火災を発見するころには、

とてつもなく燃え広がっているという訳です。

 

そんな性質をもった素材があなたの

家の身近なところでも使われているのです。

知らないで使うって怖いですよね。

 

 

 

ウレタンには可燃性と難燃性がある

 

こういったウレタンの問題点を改良すべく

最近になって『難燃性』のウレタンも開発

されています。

 

しかし、従来のウレタンと比べて

値段がものすごく高いというデメリットがあります。

 

今回火災のあったビルを請け負っているのは

スーパーゼネコンと呼ばれる有名企業ですが

残念なことに

 

火災のリスクをてんびんに掛けて

コストを重視したということになります。

難燃性のウレタンであれば結果は大きく

変わっていたのではないでしょうか。