太陽光発電システムを導入してみて

実際に住んでみてから気づいた事や10年後に

向けてどのようなスタンスを取るべきかを

レポートとして書き留めたいと思います。

 

これから導入を検討されている方の

良い検討材料になればと思っています。

 

 

 

設置条件

 

設置場所:新潟県(寒冷地)住宅屋根設置

設置向き:南向き

メーカー:京セラ

発電能力:3.15KW

売電単価:33円

 

 

 

新潟県は雪も多く日照時間が短い為

売電には不向きかもしれませんが

最低条件下でのデータだと思って下さい。

 

またデータが1年分取れたら

買った電力と売った電力を比較して

収支的にどうだったかも記載したいと思います。

↓2019年6月追記しました。

売電実績と支払い電気料金を比較!トータルはプラス?マイナス!?

 

 

 

 

余剰電力買取制度とは

 

 

2009年度からスタートした売電制度で

固定単価で電力会社が10年間買い取ってくれる

というものです。

 

固定単価は毎年変動しますが、

電力会社と契約した時点での固定単価を採用し

10年間一定となります。

 

 

固定単価の推移は

2009年度 48円/KWh

2011年度  42円/KWh

2013年度  38円/KWh

2014年度  37円/KWh

2015年度  35円/KWh

2016年度  33円/KWh

2017年度  30円/KWh

2018年度  28円/KWh

2019年度  26円/KWh

 

 

買取価格が年々下落しているのは

太陽光発電の普及率と関係しています。

普及すればするほど余剰電力が増え

売電価格が下がっていきます。

 

つまり早く導入すれば

高い単価で売電することができますが

一概に得をしているかと言えばそれは違います。

 

なぜならば太陽光発電システムの導入費用も

今と比べてかなり高額であった為です。

普及するにつれ、より安く効率的に改良された

太陽光発電システムが発売されています。

 

 

 

 

導入するメリット・デメリット

 

 

メリット

・売電ができる

・光熱費を抑えられる

・停電時にも電気が使える

・環境貢献や社会貢献ができる

・電力の自給自足が目指せる

・自治体によっては補助金がもらえる

 

 

 

デメリット

・売電制度の存続が不透明

・売電価格が年々下がっている

・初期費用がそれなりにかかる

・日照時間に左右される

・屋根にパネルの負担がかかる

・パネルが故障等でゴミとなった場合でも屋根から降ろす事が困難

 

 

 

 

導入後の売電実績と1日あたりの平均売電量

 

 

2018年2月度 132円

(1/28~2/7 10日間で4KWh)

 

2018年3月度 2904円

(2/8~3/7 28日間で88KWh)

 

2018年4月度 8349円

(3/8~4/8 32日間で253KWh)

 

2018年5月度 8382円

(4/9~5/9 31日間で254KWh)

 

2018年6月度 9042円

(5/9~6/7 29日間で274KWh)

 

2018年7月度 7854円

(6/8~7/9 32日間で238KWh)

 

2018年8月度 7590円

(7/10~8/7 29日間で230KWh)

 

2018年9月度 5907円

(8/8~9/6 30日間で179KWh)

 

2018年10月度 6171円

(9/7~10/9 33日間で187KWh)

 

2018年11月度 5511円

(10/10~11/7 29日間で167KWh)

 

2018年12月度    3135円

(11/8〜12/9   32日間で95KWh)

 

2019年1月度  792円

(12/10〜1/10   32日間で24KWh)

 

 

 

2月と3月は新潟県では記録的な大雪を観測し

雪が屋根に乗ったまま発電できない状態が

しばらく続きました。

 

また6月は梅雨の影響と

7月に入ってから日照時間は延びたものの

気温が上昇したことでエアコンをつけた関係で

 

売電量が若干減少しています。

 

 

また、1日あたりの売電分の平均発電量は

2月度が0.36KWh

3月度が3.1KWh

4月度が7.9KWh

5月度が8.1KWh

6月度が9.4KWh

7月度が7.4KWh

8月度が7.9KWh

9月度が5.96KWh

10月度が5.66KWh

11月度が5.75KWh

12月度が2.97KWh

1月度が0.75KWh

 

でした。

改めて見てみるとエアコン使用が少ない

4月~6月にたくさん売電できていた事が

分かります。

 

 

 

 

導入費用は?

 

 

発電能力1KW×約40万円くらい

です。

 

他サイト等では、

太陽光パネル設置はどこでも可能と

書いてあったりしますが、

 

京セラに確認したところ強度の問題があり

屋根以外の設置NGと回答がありました。

 

最近ではリクシルやYKKで

カーポート屋根に太陽光パネルが乗った製品が

発売されていますが、設置費用がまだまだ高く

 

特に100センチを超える積雪があるエリアでは

強度計算上問題になる可能性があるので

導入前にハウスメーカーへ確認が必要です。

 

太陽光発電の導入を検討されているかたは

見積り依頼をされてみてはいかがでしょうか?

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住宅の形状や太陽の向き、施工方法によって

金額が異なるケースが多いです。

地元での顧客満足度の高い販売・施工・アフター

までを1社で責任施工してくれるところに依頼

するべきです。

 

 

また、メーカーも複数存在しますが、

京セラが1984年に設置したソーラーパネルは

34年経った今でも稼働し続けています。

 

壊れにくい『耐久性』を求めるのであれば

京セラの実績も判断材料の一つになるのでは

ないでしょうか。

 

 

 

 

 

国の保証が終わる11年目以降はどうすればよいか?

 

 

 

まず、余剰電力買取制度は現状は10年間と

期間が定められていますが、11年目以降は

全く買い取ってくれないという訳ではありません。

 

現状では11年目以降の売電先は

各自探してねというスタンスを貫いていますが

国会でも審議中で方向性が定まっておらず、

法改正も十分あり得ます。

 

しかしながら、太陽光発電がこれからも

普及していき、売電単価が下がる事を考えると、

売電にはあまり期待が持てません。

 

 

ではどうすれば良いの?

せっかく設置した太陽光は無駄になるの?

 

決してそんなことはありません。

 

投資目的や売電のみに目を向ければそうかも

しれませんが、ずっと住み続ける住宅であれば

電力の自給自足を目指してみてはどうでしょうか?

 

 

 

 

必要になる蓄電池について

 

 

電力の自給自足を目指すならば

電力を作る「太陽光発電システム」の他に

電力を貯める「蓄電システム」が必要になります。

 

京セラへ確認したところ

蓄電池の導入費用は設置費を含め

100万円~150万円かかるそうです。

 

これは余剰電力買取制度の契約が切れる

11年目以降に購入すれば良いと思います。

 

あと10年もすれば蓄電池の普及・改良が進み

蓄電池自体の大きさもコンパクトになるはず

ですし

 

価格も10万円前後まで落ちるのではないかと

個人的な希望も含めてそう考えています。

 

 

 

 

まとめ

 

これからの電力は

売電から自給自足の流れになる。

そう確信しています。

 

自動車も

ガソリン車から電気自動車へと

シフトしていっています。

 

現在発売されている日産リーフ・セレナは

電気自動車ですが、蓄電も可能です。

 

実際に日産リーフを昼間は蓄電池として使い

発電しない夜間はリーフの電力で賄っている

方もいますが、

まだ完全な自給自足とはいかないようです。

 

昼間買い物に行ったり、仕事に行く場合は

リーフに乗って家を離れる場合はその間

電気を買わなければいけなくなるので

将来的に蓄電池を置いた方が良いと思います。

 

この電力の自給自足が各家庭で普及すれば

二酸化炭素削減目標も余裕でクリアしますし

原子力発電所は不要となり、

 

風力発電や地熱発電・水力発電のみで

各家庭の電気をまかなえる世の中になる。

 

これが本来あるべき日本の姿だと思います。

 

 

 

また関連記事としてこちらの

「Z空調」導入レポートも読まれています。

これから家を建てる予定であれば、検討の段階での

判断材料としてご一読願います。

「Z空調」導入レポート(メリット・デメリット・費用・電気代・メンテナンス)