AIM(エーアイエム)とは?

 

 

東京大学の大学院医学系研究科

宮崎 徹 教授が発見した腎臓病を治す

『タンパク質』の事で、

 

apoptosis inhibitor of macrophage

(マクロファージのアポトーシスを抑制するもの)

頭文字をとってAIMと名付けられました。

 

下記URLは2016年1月5日に発表された論文

になります。

ざっくりと要点をまとめると

 

・急性腎不全マウスの致死率は60~100%

・正常なAIMを保有していても腎不全の場合はNG

・AIMを静脈注射すると致死率は0%になった

・ヒトにも応用可能であると推測している

 

共同発表:AIM投与による急性腎不全治療につながる革新的成果

 

このAIMが猫の腎不全を治してしまうという

奇跡のタンパク質として大きな関心が集まり、

2022年までに猫腎臓病治療薬として商品化

を目標としています。

 

ヒトにはまだ試すことはできていないようです。

しかしながら

余命僅かと診断されていた慢性腎不全の猫に

AIMを継続投与(静脈注射)することで

3ヵ月後には完治してしまうという結果もあり

 

猫の多くは5歳で腎不全を発症し15歳までしか

生きられず、治療法もないとされてきた

獣医学的な統計を覆す希望的なものです。

 

一度失われた腎臓の機能ももとに戻らない

とされてきただけに、今回の論文で猫の

腎臓機能を改善させた成果を上げた事は

 

ノーベル賞レベルの大発見であることは

間違いありません。

 

世界中の猫にとって希望の光となり、

AIMの早期実用化で多くの腎不全の猫を

救える世の中に早くなってほしいと願います。

 

もし実用化された場合、猫の平均寿命は

30歳前後になるとも言われています。

 

 

そもそもAIMは宮崎教授がスイスで

免疫学の研究中に偶然見つけたもので

だれの体の中にでも存在し、

病気ではない状態では何もせず、

病気になるとそれを元の健康な状態に戻そうと

働きかけてくれる頼もしい性質を持つたんぱく質

だという事が判っています。

 

 

 

 

 

AIMの働きとは?

 

 

AIMは血液中の細胞の死がい等のゴミへ

マーキングをして、正常な細胞へ

一斉清掃を促すという働きがあり、

 

AIMが多いほど有利とされています。

やはり年齢とともにAIMは減少していきます。

 

宮崎教授の最近の研究結果で

病気をせず若々しく元気でいるご長寿には

共通して血液中のAIM量が平均以上だと

いうことが分かってきています。

 

またAIMは脂肪細胞へ入りこみ

中性脂肪を分解するといった役割も果たし

メタボリックシンドロームや脂肪肝などの

抑制にもつながるのではないかと期待されています。

 

 

 

 

AIMを増加させる方法とは?

 

AIMは食事と大きな関りをもつとされ

AIMが豊富に含まれるサンマ等の青魚

レモン等のビタミンC類の同時摂取

体内のAIM量が増えるという事が判りました。

 

食事以外ではやはり「運動」を日課として

取り入れている人が総じてAIM量が多い

のではないかと思います。

 

「たけしの家庭の医学」というTV番組で

8名の高齢者の血中AIM量を調べたことろ

2名が基準値を大きく超えていました。

※AIM基準値 男性4.99 女性6.06

 

1人目:京都府在住94歳の男性

AIM量は5.86

一日20キロ以上のマラソンが日課で

食欲は旺盛で、肉や魚、野菜などを

まんべんなく食べていた。

 

2人目:千葉県在住85歳の男性

AIM量は6.25

70歳を過ぎてからトライアスロンが

趣味となり、若い番組スタッフと登り坂を

競争すると、ほぼ同着だったものの、

スタッフは大きく息が乱れていたのに対し、

85歳の男性は息が乱れていなかった。

 

 

AIM量にも驚かされましたが

お二方を見ると、共通点として

・どちらもめちゃくちゃ走る

・筋肉量が年の割に落ちていない

 

という印象を持ちました。

 

なので復習しますと人のAIMを増やす方法は

・青魚とビタミンCの同時摂取

・適度な運動

です。

 

 

 

 

 

さいごに

 

 

今後は健康診断の血液検査項目に

AIM量の記載欄ができたり、

健康促進を目的としたAIMサプリメントが

販売され、

 

さらには猫の寿命は30歳が当たり前の

時代がそう遠くない未来に訪れるのだと

思います。

 

2020年7月時点ではまだ猫用のAIM薬やサプリ

がまだ商品化されておらず、

猫の腎臓数値に不安を抱える飼い主さんは

腎臓数値悪化による「毒素吸着」を防ぐこちらの

サプリを代用してAIM実用化を待っておられる方が

多いようです。


 

 

AIMのさらなる解明と猫そして

ヒトへの早期実用化を切に願います。

 

そのためには国がしっかり研究費を出して

研究開発と早期実用化を強く後押しする必要が

あるのではないでしょうか。